南部鉄瓶は、熱との相性がよいという利点があります。鉄瓶で沸かしたお湯は、冷めにくく驚くほど甘美なものとなります。それは、フタに穴が開いていないのも要因の一つで、お湯が沸騰した時、水の中の様々な物質(特にカルキ分)が、鉄瓶内部で除去される為だと言われています その上身体に吸収されやすい鉄(二価鉄)が含まれるため鉄分の補給になります。しかし実際、鉄瓶の扱いとなると少々厄介なんです。
素材が鉄ですから必ず錆びます。
<ご使用前>
1 先ず8分目程の水が1/3になるまで強火で沸騰させてください(空炊きご注意)
最初の沸騰した水は茶色になっています
2 これを水が無色になるまで数回繰り返してください
水質により回数が変わりますが次第に薄らいできます
3 無色となればご使用可能です
<ご使用後>
1 鉄瓶に残ったお湯は必ず全てポットへ移すか捨てて下さい
鉄瓶が冷めると錆の原因となります
2 お湯を空けた後は蓋を外して鉄瓶の持つ余熱で乾燥させて下さい
少しでもお湯が残っているようであれば軽く空炊きして下さい 3 熱い鉄瓶は湿った布巾で 冷めている場合は乾いた布巾で乾拭きして下さい
蓋や注ぎ口は錆びやすい所 充分水気を拭き取ってください
くれぐれも 完全に水気を無くして下さい
しばらく使用しない状態が続けば 新品と同じ扱いでご使用下さい
鉄瓶同様 鉄鍋も同じ扱いです
万一鉄錆が体内に入ったとしても 何ら問題はありません